Evernote で印刷せずに論文管理!

introduction

昨日無事、某国際学会のフルペーパーを投稿して一段落ついたので、研究を進めるにあたって不可避な
論文調査でたまる一方の PDF データをどう管理してるかをまとめようと思う。といっても、

  1. Evernote に clip して管理.
  2. Preview.app で閲覧・注釈・保存して Evernote に反映

ってだけなんだけど、これができるって知らずに Evernote の貧弱な PDF 閲覧機能で文章を読みつつイライラしてました。

  1. 「メールで送信」機能でメール送信して
  2. PDF ファイルとして Preview.app で開いて、
  3. 注釈とか付けた場合はもう一回 Evernote に登録してタグやらタイトルやら付け直して...

ってなことをしてるのって意外と多いんじゃないでしょうか?
少なくとも私はしてました。なので今日は論文管理ツールとしての Evernote 活用法について簡単にまとめちゃいます。

Method

SnowLeopard の Preview.app ってスゴい

一部は MacBook ユーザ限定になっちゃいますが、

  • タッチパッドで拡大・縮小・移動・回転が可能な UI !
  • Acrobat みたいに注釈つけたり、直接図形や文字が入れられる!
  • PDF のサイズ減らしたり形式変換したりできちゃう!

などなど、地味なようでいて Preview.app は SnowLeopard の隠れたキラーアプリだったりします。
これと比較して Evernote の PDF 閲覧機能は

  • 閲覧時のサイズがウィンドウ幅で決まってしまう
  • PDF を note にしてもいろいろ書き加えたりできない
  • せっかくの Macタッチパッドがいかせない

など、とりあえず見られるようにしたって感じ。これでは、せっかくのタグ・ノートブックベースの管理機能も魅力半減です。

そこで

Evernote の PDF ビューワって貧弱すぎるから Preview.app で閲覧したい

という欲求がわくはずです。実はこれって簡単で、ノートを右クリックして、

って感じです。これでPreview.app で快適 PDF ライフがエンジョイできます。
# ショートカットとかないのかな?

ここからがみそで、

Preview.app で閲覧するならごりごり注釈付けたい

って欲求も当然わく訳です。実はこれも簡単で、
Evernote から開いた後に編集し、上書き保存した結果はオリジナルの Evernote に反映されます。

今回はこれを知らずに面倒なことをしてましたよ、って話でした。
やっぱりだからどうというわけでもねぇ話題でした。

ちなみにタグ付けとかってどうしてんのさ?

いまだにこれといったタグ付けの方法論が確立してませんが、とりあえず

  • 出版年 ( 2010, 2009, ... )
  • 学会 ( IEICE, IPSJ, ASJ, IEEE, ....)
  • 原稿種別 ( proc, journal, letter, Dthesis, Mthesis, ...)
  • 研究グループ (XX先生, YY大, NTT, ... )
  • インプレッション (○○いかせそう, XX な問題がありそう, △△って何?, ... )

って感じで不便はしてないかも。何かいい方法があったら教えてください!

ではっ!